超レア!日本のエジプト料理店

シャキメシ!!(社企飯)

今回ご紹介する、東京錦糸町の「コシャリ屋コーピー」
『コシャリ』とは、エジプト語で「混ぜる」という意味だ。コシャリはエジプトの国民食で、多くの人が食べている。

『コシャリ屋コーピー』@東京 錦糸町

東京の錦糸町駅駅から徒歩4分。
細い裏通りに入ると、小さいビルが。
その2階にちょこんと佇むお店が今回ご紹介する『コシャリ屋コーピー』

ちなみに2階には、コシャリ屋の運営会社である「アーバンズ合同会社」が運営する『シーシャ屋デグー』がある。

【アーバンズ合同会社とは?(菰田レエ也(鳥取大学地域学部教員)】
フリーター達が自分たちの仕事興しのために立ち上げた会社であり、社員は小学生からの友人など地元の人間で成り立っている。
制度にうまく該当する分かりやすい困難者がいるわけではないが、その一人一人が生きづらさを抱えた若者であり、そのような人たちが支え合って出来た会社である。
起業や運営の仕方が協同組合的であるが、本人たちが「協同組合」の「き」の字も知らずに立ち上げた経緯が、興味深い。


シーシャとは水たばこのことで、ニコチンなどの身体に有害となる物質が非常に少量であることと、まるでアロマを楽しむかのように様々なフレーバーを楽しめることが特徴だ。

水蒸気がふーっと鼻から抜けて、良い香りと周りの人との談笑を楽しめる。
ちなみに生まれはイラン。エジプトの人々もシーシャを日常的に嗜んでいるような。

さて、本日のメインであるコシャリ屋の紹介に戻るとしよう。
『コシャリ』とは、エジプト語で「混ぜる」という意味だ。
韓国料理でいう『ビビンバ』のようなものである。
コシャリはエジプトの国民食で、多くの人が食べている
日本人がラーメンをササッと食べるかのように、エジプトの人たちもササッとコシャリを日常的に食べているのである。

料理の材料を聞くと、コシャリは炭水化物のオンパレードであることが分かった。
暑さが厳しいエジプトでは、素早く身体のエネルギーとなる炭水化物が重宝されるようだ。
コシャリは、マカロニ、バーミセリ、スパゲッティ、コメ、レンズ豆、ひよこ豆、フライド・オニオンなどが入った混ぜご飯のようなものである。
そのご飯の上に、トマトや玉ネギにクミンなどのスパイスを入れたトマトソースをかける。トマトソースはスパイシーだけどあまり辛くはなく、爽やかな酸味がある。
コシャリには色々な具材が入っているため、「もちもち」「ぐにぐに」「カリカリッ」と様々な食感を楽しめる・・・!

【4月に実際に家族でコシャリを食べに行った、社会的企業研究会の藤井敦史先生(立教大学コミュニティ福祉学部教授)のコメント】
「コシャリは炭水化物のオンパレードだけど、フライド・オニオンの香ばしさとトマトの酸味で飽きずに食べられる。
そして、トッピングに何でも載せようとすれば載せられるので、バリエーションも広げられるし、これなら結構人気が出そうだと感じた。
実際、開店前から人が並んでいたし、江戸東京博物館の中にも出店中だそうで、かなり経営も上向いてきているらしい。
立教大学のある池袋や新座にも是非進出してきて欲しい。」
と太鼓判だ・・・!

☜藤井先生が食べた
「コーピー・スペシャル」
小エビ、ロースト・ビーフ、チーズ等が通常のコシャリにプラスして
トッピングされている。

 

3階にはエジプト人がお気に入りの「水たばこ」、2階にはエジプト国民食の「コシャリ」
ちょっと異国の風を感じたくなったら、リトルエジプトがある錦糸町へどうぞ足を運んで下さい。