■SSE研 総会記念シンポジウム■
『社会的連帯経済は、どのように社会を変えうるのか―グローバルとローカルそれぞれの現場から―』
■概要■
社会的連帯経済の実践は、今日、グローバル資本主義が様々な綻びを見せる中で、資本主義でも国家社会主義でもないオルタナティブとして世界中で生まれており、世界社会フォーラムのような国際的な社会運動とも結びつきながら発展してきました。それでは、このような社会的連帯経済は、実際に、どのように、社会を変えていくことができるのでしょうか。社会的連帯経済の発展戦略を考える時、一つは、RIPESSやGSEFのように、グローバルな社会運動を基盤に国連の政策を変えていくことで社会的連帯経済の促進を目指す方向性、そして、もう一つは、ローカルを起点としたミュニシパリズム運動のように、地方自治体との協働を進めることで社会的連帯経済の発展を目指す方向性が議論されてきました。このように、社会的連帯経済は、グローバルな社会運動と同時に、ローカルな実践を積み上げ、地方自治体の政策にも働きかけることで、徐々に、その領域を広げてきたと言えるでしょう。今回のシンポジウムでは、以上のような社会的連帯経済が、実際に、グローバルな社会運動やローカルな実践において、どのように社会を変えていくことができたのか、あるいは、できるのかという点を、それぞれの分野で社会的連帯経済に関わっておられる論者に論じて頂き、特に、今後の日本社会で社会的連帯経を発展させる際の可能性や課題について掘り下げて考えていきたいと思います。
■登壇■
工藤 律子(ジャーナリスト・「つながりの経済」運営メンバー)
「主体的な市民と、そのネットワークを育む」
相良 孝雄(協同総合研究所理事・2021年度~2022年度三鷹まちづくり研究員)
「居住地三鷹でコモンズをつくる実装実験
‐労協法施行を契機に、協同労働を軸にして‐」
田中 滋 (PARC事務局長)
「社会的連帯経済の国連決議と国際運動の潮流」
山口 郁子(労金協会政策調査部長)
「『共助』から『多助』へ―社会的連帯経済の可能性と課題」
■主催■:#社会的連帯経済推進フォーラム
■日時■:2023年8月2日(水) 18-20時
■場所■:Zoomにてオンライン開催
■参加費■:無料
【参加お申し込みは、こちらのGoogleフォームからお願い致します】
https://forms.gle/NfYPaJHrp71txvxj9
皆さまのご参加を心よりお待ちしております!