第二回 社会的事業のしごと説明会 終了報告

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人材育成部会よりご報告です。
2021年10月30日に「社会的事業のしごと説明会」を開催しました。大学生向けに、協同組合や協同組織金融などの団体の方々に、しごとやキャリアなどについて直接聞くことのできる機会を提供するものです。

きっかけは、社会的企業研究会メンバーの大学教員から、非営利・協同組織を学んだ学生をきちんとつなぎたいこと、また「興味がある」「就職を考えたい」学生も一定数いるにも関わらず大学にはそういう場がないこと、そのような場の提供は異種協同組合間同士の学び合いにも通じるのではないかという相談が生活サポート生協・東京(くらしサポート・ウィズの前身)にあり、当初は社会的企業研究会メンバーの大学教員のゼミ生などの参加を得て実施しました。社会的ミッションと職業との関係、仕事や働き甲斐を非営利・協同組織の職員はどのように考えているのか、学生へどのように伝えたらわかりよいのか、主催者側も試行錯誤しながら、今年度で8年目になります。

今回は生協、農協、労働金庫、信用金庫やワーカーズコープ/ワーカーズ・コレクティブに加え、社会的事業の起業支援団体にもご参加頂きました。このイベントは就職説明会のようなものですが、これらの団体の方々は、打ち解けた雰囲気の中で学生からの質問に回答くださいました。7つほどのブースに分かれ、2時間半ほどをかけて計3回のセッションを行いました。

イベントの主催は、協同組合バンク運営協議会 よいしごとステーション(https://goodjob.roukyou.gr.jp/gj/)、共催は一般社団法人くらしサポート・ウィズ(https://www.kurashidial.or.jp/)です。毎年、「しごと説明会」に加え、協同組合等でのインターンシップ・プログラム(https://www.kurashidial.or.jp/category/internship/)も実施しています。

 

大学教員を含む社会的企業研究会の運営委員たちも、これらのイベントの立ち上げ時から様々なかたちで関わっています。大学生が「協同」の現場に触れ、しごとや働くことに関する選択肢を広げるきっかけになることを願っています。